2015年9月11日(Fri)
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一部だけ白い!?お肌の一部が白くなる白斑と副作用
肌のお手入れ / 2015年9月11日(Fri) / fine
この記事は約 5 分で読めます。
肌は人から見て一番目立つ場所ですから、とても大切にしたいところです。
特に女性は昔から男性よりも美意識が高い傾向にあり、肌荒れやニキビ、しわやシミなどを気にする方も多いです。
特に女性ホルモンの影響によってころころと肌質が変わることも多いですから、女性は常に自分の肌に機を使うことが多いです。
最近は美白ケアをしっかりしよう、という意識が高い女性が多く、美白化粧品やその成分を意識して選ぼうという方も多いです。
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なんでお肌の一部が白くなるの?
美白化粧品を使っていく中でここ最近問題となったのが白斑と言う症状なのですが、白斑とは何でしょうか。
白斑というのは肌の一部が白くなる症状のことで、一点だけ白くぽつんと目立つのではなく、まだら模様となって肌の色が濃い部分と白い部分が混じってしまうのです。
しかもこの白斑が顔の目立つところ、たとえば頬にできてしまえば周囲の目が気になって外出もままならなくなります。
老人性白斑など、加齢やストレスなどが原因となる白斑と違い、美白化粧品の場合ロドデノールが関係していると言われています。
もう一つ注意したいのが尋常性白斑で、これはあるとき突然メラニン色素の生成機能が低下してしまうことで肌の色が白くなってしまう現象です。
大人でも子供でもできるのですが、顔だけではなく手や足にできることもあります。
神経分節型であれば20~30%の方は自然治癒しますが、限局型の場合はどんどん白斑の範囲が広がっていくことが知られています。
いずれにしろ白斑が見られたら早めに原因を突き止めることが大切ですから、皮膚科を受診し、適切な処置を受けるようにしましょう。
知っておきたい白斑と副作用の関係
美白化粧品を使って白斑が見られた場合は化粧品の成分に原因があると考えるのが一般的です。
つまり白斑は美白化粧品の副作用ということが言えるのですが、ただはだがまだらになるだけで痛みもかゆみもありません。
ただ美白したいから、というだけで適当に美白化粧品を選んでしまうと、思わぬ副作用を引き起こすことがある、と言うことも認識しておきましょう。
ただ美白化粧品の中には副作用の心配がまったくないものもありますから、オーガニック化粧品や植物由来成分配合の化粧品を選ぶ、安全なものを選んでいくと言う意識は大切です。
白斑が起こる原因はロドデノールという成分と言われており、顧客から被害を訴えられた化粧品メーカーは発売を中止しました。
現在も訴訟問題や白斑被害にあった方々への賠償問題などは続いており、美白化粧品に副作用があると言うことを改めて認識させられる事件となったのです。
今はロドデノールを使った美白化粧品は販売されていませんが、美白化粧品は医薬品ですから、副作用が起こっても不思議ではない、と言う認識が必要かもしれません。
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お肌が白くなった時の自分で出来るスキンケア
では実際に自分の身に白斑が起こってしまった場合はどのようなスキンケアをしていけばいいのでしょうか。
もし美白化粧品で白斑が出てしまった場合、まずは白斑の原因が化粧品によるものなのか、それとも病気によるものなのか調べてください。
原因によって対処方法が異なるのは当たり前のことですし、自己判断で治療するのは危険です。
ですからすぐに美白化粧品の使用を止め、早めに皮膚科を受診し正しい処置を受けるようにしましょう。
美白化粧品に原因があるなら60%の方は半年~1年で白斑から回復しています。
それから白斑の部分はメラニン色素が作られていない状態ですから、紫外線カットはこまめにします。
メラニン色素が作れないと言うことは紫外線のダメージを直接受けることになりますので、最悪皮膚がんの危険性も出てきます。
日焼け止めを塗るときは界面活性剤不使用の肌に優しいタイプをつけ、またビタミンDが作られない状態ですからビタミンDを補給するようにしましょう。
ビタミンDは紫外線によって作られ、骨を丈夫にしてくれますのでとても重要です。
まとめ
肌の一部がまだら模様となってしまう白斑にはいくつかの原因があるのですが、今問題となっているのは医薬部外品に分類される美白化粧品を使った白斑です。
白斑は放っておいても治る人は治るのですが、治らない人もいますし、原因によって対処方法が違います。
まずは美白化粧品の使用を止め、皮膚科を受診して適切な処置を取ることが大切です。
その上で日焼け止めをこまめに塗って紫外線ガット効果が失われた白斑に対応すること、紫外線によってできるビタミンDが作られない状態をカバーするためにサプリメントなどでビタミンDを補うことを意識してみてください。
加齢による白斑も、免疫異常などによって起こる白斑も、化粧品によってできる白斑も、基本的な対処方法は同じです。
自然治癒する人でも完全に治るまで半年~1年はかかると言いますので、まずは日焼け対策とビタミンD補給から始めてみるといいでしょう。
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