肌を若々しく保つには糖化を防ぐことが大事
女性は誰でも、いつまでも美しくありたいという願望が有ります。そのためには、まず肌の糖化を防ぐことが大事といえます。これは、体内にあるたんぱく質と食事で摂取した糖とが結びつく現象のことです。たんぱく質と糖が結びつくと、AGEsという物質ができます。この物質が体内に蓄積していくと、体の老化を促進してしまうと考えられているのです。
そもそも糖化の主な原因は、普段の生活で糖質を取り過ぎることによるものです。たとえば、白米などの精白された炭水化物、甘いジュースやケーキなどのお菓子などです。これらの食品は過剰な糖分が入っています。
ここでは、糖化によって引き起こされる3種類の症状について紹介していきます。
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肌の糖化が美容にもたらす変化
糖化が起こると、体に色々な症状をもたらします。その中でも代表的な症状というと、肌の老化があげられます。まず、肌のターンオーバーが乱れることで、肌の代謝機能が低下してしまいます。よって、古い角質が剥がれ落ちないために、肌のキメが粗くなり、カサつきなどが起こります。また、アクネ菌が繁殖しやすく、ニキビも発生しやすくなります。
その他にも、肌が糖化すると、ハリを維持する効果のあるコラーゲン線維の弾力が低下していきます。その結果、肌にたるみが起こってしまいます。肌が垂れ下がるために、おでこや目尻にシワができやすくなってしまいます。それと、主にたんぱく質でできている髪も全体的にコシがなくなります。
糖化は健康にも害を与えてしまう
糖化は美容に悪影響をもたらしますが、それ以外にも健康にも影響を及ぼします。代表的な症状としては、糖尿病です。ある研究によると、糖尿病の人の肌にはAGEsが多く蓄積されていることが判明しているのです。
糖尿病とは、インスリンの不足や働きの低下で血中の糖がうまく代謝されない病気です。健康な人の場合、膵臓からインスリンを分泌させて血中の糖を代謝することができます。糖尿病の人は、慢性的に高血糖状態が続かないようにインスリン注射をうたなければいけません。糖尿病を放置すると、腎機能低下、白内障、網膜症が発症する危険が有ります。糖尿病は年配の人に多いというイメージが有りますが、若い人の発症も増えています。なので、注意が必要です。
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糖化によってその他の引き起こされる症状
その他にも、糖化が起こると、目の異常が起こりやすくなることが判明しています。というのも、徐々にAGEsが目の基底膜や角膜に害を及ぼすようになるからです。そうなると、角膜変性が起こり、白内障や網膜症などを発症する恐れが有ります。ひどい場合だと、失明に繋がる恐れもあります。
それと、最近の研究ではアルツハイマー病の発症も糖化と関係があることがわかっています。その理由は、アルツハイマーの患者の前頭葉のたんぱく質を調べたところ、数多くのAGEsが存在していたからです。
そもそもアルツハイマー病とは、脳の神経細胞が通常よりも急速に減ってしまう病気です。その結果、脳が正常に働くことができず、次第に記憶が失われていきます。
普段の生活で気をつけることが大事
糖化は、健康や美容などあらゆる面で色々な悪影響を及ぼしているといえます。予防方法としては、毎日の生活習慣に気をつけることが大事です。まず、一番に気をつけるべきことは、食事についてです。あまり甘いものを摂取しないようにする必要が有ります。基本的に1日の糖分の摂取量の目安は、体重の半分にグラムをつけた数値となります。なので、自分の体重を量って、おおよその摂取量の目安を把握しておくと良いです。
その他の予防方法としては、食後にウォーキングなどの軽い運動をすることです。運動をすることで、筋肉や肝臓へ糖が届けられて、すぐに消費されるからです。上記を参考に、毎日の生活で気をつけると良いです。
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