2016年1月15日(Fri)
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お肌のバリア機能って?皮膚科医に聞いたバリア機能を維持するポイント
肌のお手入れ / 2016年1月15日(Fri) / fine
この記事は約 4 分で読めます。
<お肌の優れた力の一つ「バリア機能」とは?>
皮膚には外界の異物の侵入や攻撃から体を守り、また体内から水分が蒸散するのを防ぐという「バリア機能」という役割があります。この大切な役割を行っているのは、表皮のいちばん外側で外界と接している角層と言われる部分です。
簡単にいうと手で触れる部分です。このバリア機能をさらに守っているのが、自然と出てきたサラサラ脂と汗が混ざり合ってできる天然クリーム「皮脂膜」です。
しかし、これらはお肌が乾燥に傾いたり、老化が始まると崩れやすくなります。バリアの力が崩れると外からの刺激に負けやすく赤みや痒み、ヒリツキが出てくるのです。
このバリアを維持するポイントを幾つかご紹介しますので、ぜひ実践してみてください。
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洗顔を丁寧にするが、決して洗い過ぎないこと
バリアの力を守る「皮脂膜」は、皮脂腺から出てくるサラサラ脂と、汗腺から出る汗という水分が混ざり合ってできます。そのため、皮脂腺と汗腺が詰まらずスムーズに脂と汗がでてくれることがよいです。
ですから、クレンジングや洗顔を丁寧にして、詰まりのない状態にすることが大切です。しかしだからといって過度に洗ったり、冬は特に寒いからとお湯で洗うと、必要な皮脂まで取りすぎてしまうことから、脂と汗のバランスを崩しやすくなりますので逆効果です。
朝晩の洗顔、朝乾燥していれば洗顔料は使用せずにお顔を洗うこと、温度はぬるま湯程度にする、キメの細かい泡で約20秒くらいで洗い流すことなどが心がけるポイントになります。
血行をよくするケアを取り入れること
では、「バリア機能」や「皮脂膜」ですが、何より大切なのは血行です。肌の細胞も皮脂腺も汗腺も全て血液から栄養をもらい活動します。決して化粧品は中に入りません。なぜなら化粧品も体にとっては異物だからです。
そのため、血液の流れをよくしてあげることが、元気で水分たっぷりの細胞を作り、強い角層へと新陳代謝をへて変化していきます。
血行ケアとしてお勧めなのは、やはり体からと思うと運動や湯船に浸かることも大切ですが、肌と考えるとマッサージを取り入れることが良いでしょう。しかし、顔は筋肉が複雑についているので、マッサージのしすぎもよくなければ、自分のハンドもたるみへとつながる可能性があるので要注意です。
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紫外線対策をしっかり行うこと
皮膚はバリアの力があって、異物を通さないといいましたが、怖いことに紫外線は内部まで入ってきます。紫外線が内部まで入ると、シミだけではなく乾燥やたるみなどの老化現象を引き起こします。
そのため、紫外線も「バリア機能」を弱めてしまいますので、しっかりと紫外線対策も行うことが大切です。
紫外線対策として、もっとも有効なのは日焼け止めクリームを塗ることです。また、血行ケアやうるおいケアをすることで、紫外線自体を乱反射させる力がもともと肌にはあるので、外からのケアと内部からのケアと並行して行うとより対策につながり良いでしょう。
ちなみに、紫外線は窓からも室内に入ってくるので、うっかり日焼けの内容に日頃から心がけましょう。
バリア機能を維持することの大切さ
以上、バリアの機能を維持することについてお伝えしました。
バリアの力がもし働かなければ、お肌が荒れて化粧品もしみてしまいヒリヒリして化粧もできなくなり得ます。皮膚内部のうるおいも逃げてしまうので、様々な肌トラブルにもつながります。バリアの力を高めてあげることでお肌を守りうるおいのあるキレイな状態をキープでき、とても大事な機能です。人間は自らうるおいをキープしようとする力やバリアしようとする素敵な力をもともと持っているので、その力を大切にしながら、日常のケアを行うことが良いでしょう。
また、睡眠不足やストレス、バランスの悪い食生活も関わりがあるとされているので、日常生活からも心がけると良いでしょう。
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