肌の皮むけの原因とニキビとの関係

＜肌が乾燥して皮むけをおこす原因＞

肌が乾燥して敏感になるとぽろぽろとむけてきたり、皮膚がめくれるような感じに毛羽立ってくることがあります。
古くなった角質が不潔にしていることでべったりとくっつくような状態になってがさがさした状態とは根本的に違います。

角質肥厚と言うのははだの生まれ変わりのリズムが乱れて分厚くなった状態ですが、はだが敏感で乾燥した状態の時には、粉が吹いたり皮がむけたようになりますが、これは古くなった不要なヒフではなく、まだ未熟なままのヒフ細胞が無理に表面に押し出されて正常に剥がれ落ちることができずにいる状態なのです。

これは本当ならば新しいはだを作るための細胞なのに、乾燥が進んでヒフがはがれるままになってしまうことが原因で起こります。

肌の皮むけが起きたときのケア

むけたり粉を吹いたりした部分は肌がとても薄くなっており、外部の刺激からはだを守る機能や保湿機能などが衰えている状態です。肌を守り育てるために必要な成分であるセラミドをたっぷりと与えることが必要です。

セラミドは水分などを包み込んではだの内部にとどめる働きをするのですが、いくらクリームなどをつけてもはだが潤わないときにはセラミド不足が考えられます。

ヒフ細胞同士の隙間を埋めてくっつける働きをするのがセラミドなので、弱くてはがれやすくなった表皮をセラミドを補うことでつなぎとめておくことができます。

そして表面が滑らかになって刺激から肌を守ってくれるようになればターンオーバーのサイクルも整い、健康な細胞が生まれます。

間違ったケアが肌をさらに乾燥させてしまう

肌が乾燥してむけたり粉を吹いた状態になっていると、かさかさした部分を取り除くケアをすれば良いと思いがちです。

けれども乾燥して敏感になっている状態のときははだも薄くなりバリア機能が落ちているため、ピーリング剤などを使って無理やりヒフ表面のざらついた部分を取り除こうとすると未熟なヒフが無理やり表面に押し出され、さらに乾燥が進んでしまうことになります。

ピーリングと言うのは一見すると表面がツルツルになるので効果的なように感じられますが、はだが敏感になっているときに行うことは最も避けるべきケアであり、この間違った方法によって皮むけや粉吹きなどの乾燥状態がさらに悪化してしまうことに繋がります。


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ニキビにまつわる大きな誤解

　

ニキビは皮脂の分泌が異常に増えたときに起こるヒフの炎症と言うイメージがあります。

確かに過剰な脂は毛穴を詰まらせニキビになる可能性が高いので、こまめに洗顔して清潔にすることが大切ですが、実は乾燥状態で皮むけなどを起こしているときでもニキビができます。

はだが乾燥して角質層が固くなって毛穴が開きにくくなり、その状態で皮脂分泌が起こることで、ヒフの中を詰まらせてにきびになることがあるのです。

乾燥はだの人も基本的には皮脂は分泌されているため、むしろ乾燥して固くなったヒフこそニキビができてしまうことにも繋がりやすくなります。

ニキビは脂の分泌の過剰によってできるものという思い込みは、間違ったケアに陥りやすいので要注意です。

乾燥肌でもできてしまうニキビのケア

乾燥肌の状態のときに起こるにきびを改善するためには、基本的にはだを清潔に保つことは不可欠ですが、洗顔後に化粧水を使用して角質に水分をたっぷりと補給することが必要です。

さらに柔らかくみずみずしいヒフ環境を保つためにはセラミドの配合された化粧水や美容液などを使って、はだの表面を滑らかに整えてあげることが重要です。

乾燥してニキビができている状態の時はヒフの保護機能が衰えているときなので、短期間で無理に治そうとして無用な刺激を与えてしまうことは避け、はだに不足している成分を丁寧に補いながらターンオーバーを整え、正常なヒフが生まれることを手助けするようなケアを心がけることが何よりも大切になります。

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